「電報」とは?利用場面や送り方についてご紹介します!

皆様は「電報」をご存知でしょうか。インターネットやスマートフォンが普及したために若い世代は、「電報」を知らない方も多いでしょう。インターネットが普及してもなお、結婚式や卒業式、葬式などフォーマルな場面で電報が利用されています。今回は若い世代に向けて電報とは何か、電報の送り方をご紹介します。

1電報とは?

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電報は電話がなかった時代に家族の危篤など、緊急の知らせを届けるために開発されました。現代でいうスマートフォンや電話のように連絡手段として使われていたのです。当時の電報は今とは異なり、受け取ったモールス信号をカタカナの文章に変換し、紙に手書きでメッセージを書いて届ける形でした。電話やFAXなどのコミュニケーションツールが普及するにつれて電報の使われ方が大きく変わったのです。ポケベルやパソコン、携帯電話など持ち歩けるコミュニケーションも普及して電報は情報伝達ではなく、祝電や弔電などの特別な場面で利用されるようになりました。

2どんなときに電報を利用する?

電報はどんなときに利用するのでしょうか。電報を主に利用する場面は下記の3つです。

・結婚式の祝電

電報を送る代表的な場面に結婚式があげられます。結婚式に出席できない代わりにお祝いのメッセージを届けるために使用されます。ただメッセージを送るだけでなく花束やぬいぐるみ付きの電報も送れるため、お祝いの場面ではよく特別な電報が送られています。

・通夜や葬式の弔電

通夜や葬式も参列できない場合に、電報を使用して弔電が送られます。弔電ではシンプルで派手でないものを送ります。

・入学、卒業のお祝い

入学や卒業お祝いでも電報が使われています。式でお祝いのメッセージが読まれている記憶がある方もいるのではないでしょうか。友人や家族に送るのはもちろん、式に参加する入学生全員に電報でお祝いメッセージが送られることもあります。

3電報の送り方

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ここからは電報の送り方をご紹介します。電報は電話で送る方法と郵便局から送る方法、インターネットから送る方法があります。どの方法も簡単に送れます。

3-1電話で送る

一番知られている送り方は電話で送る方法です。115番もしくは電報サービス会社の電話番号に直接電話をかけて申し込みます。電話では宛先やメッセージの内容を伝えて申し込みが完了します。提供しているサービス内容にもよりますが、電報会社によってはFAXで電報を受け付けています。表記や漢字などは口頭で伝えるよりもFAXで送ったほうが間違いを防げるため、おすすめです。

3-2郵便局から送る

郵便局も電報サービスを提供しているため、郵便局の窓口からも申し込めます。電報用の申込用紙を記入して窓口に出します。ポストに直接投函して電報を送ることもできます。ポストに直接投函する場合は、申し込み用紙を送る分に必要な料金の切手を貼った封筒に宛名は書かないで、「レタックス」もしくは「電子郵便」と朱書きすることで、電報を送れます。

3-2インターネットから送る

電報はインターネットからも送れます。手軽に電報を送れるためおすすめです。電報サービスを提供しているWebサイトから送りたい電報を選び、メッセージや宛名などの情報を入力するだけで簡単に送れます。また、インターネットから申し込む場合はクレジットカード決済やキャリア決済が利用できるため、便利です。

4まとめ

電報とは何か、電報の送り方をお伝えしました。電報は情報伝達手段で、現代のスマートフォンのような役割をしていましたが、時代が変わって祝電や弔電として利用されています。どうしても直接お祝いに行けないなど、駆けつけたいのに難しい際に電報を送ってはいかがでしょうか。